お便り 12月
      冬休み特集号 目次


No. 1   三栖神社のお祭り                    12月 1日   諸星 尚子さん

No. 2   琵琶湖畔の「なぎさ公園」に遊ぶ           
12月 4日   佐治 栄子さん

No. 3   「哲学の道」を歩く                   12月
5日   大阪 三雄さん

No. 4    北陸を旅して・・・富山県 氷見市・高岡市      12月
7日   篠山 美智子さん

No. 5    北海道旅行・・・話題の「旭山動物園」へ      
  12月10日   三宅 公子さん

No. 6   友と、少し早めの紅葉                
  12月12日   北 充代さん

No. 7   今蘇った平等院                     12月16日
  奥村 幸子さん

No. 8   菊膾                           
 12月18日  太田 佐知子さん

 三栖神社のお祭り

 私の地元、中書島にこんなお祭りがあるのをご存知でしょうか?


 京阪線、中書島近くにある三栖(みす)神社の10月8日のお祭りに、豪壮な火のお祭り「炬火祭(きょかさい)」があります。直径1.2m、高さ5m、重さ1トンという巨大なたいまつを30人で担ぎ、火をつけて練り歩くのです。このお祭りの縁起は、古く壬申の乱(672年)まで遡るとのことですが、一時期途絶えていたのを、平成元年に地元の人達の熱意で復活したとのことです。

 私はかねてより一度見てみたいものと思っていましたが、今年実際に見てみて、その巨大なたいまつが夜空に燃え盛る迫力に驚かされました。たいまつは前年の11月に地元の人々が聡出で葦を刈り取って乾燥させておくとのことです。毎年お祭りにかかわっている友人から、多くの人々の働きで、このお祭りが成り立っているのを聞きました。日本にはこんな小さな地域にもすごい伝統があるのだなあと、感心した次第です。

                      諸星 尚子

No.1

No.0

No.3

No.2

    「哲学の道」を歩く 
 
秋、友人数人と「哲学の道」を歩いた。まさに「錦秋の候」にふさわしい一日であった。

●        青年 田辺朔郎
 六地蔵から地下鉄で蹴上へ出た。歩いてやがて南禅寺水路閣。今まで下から見上げることはたびたびあったが、近くでその美しくシンプルな水路を見るのはそれが初めてであった。そこには明治の京都の人々の大きな夢があった。明治維新後の東京遷都。 それは京都の人々に強い衝撃を与えた。しかし当時の京都の人々は怯むことなく、いち早く明治2年全国に先駆けて64もの番組小学校・町衆の小学校を開いた。そして明治23年知事北垣国道は青年技師田辺朔郎22歳とともに、幾多の困難をのりこえ琵琶湖の水を京都まで水路で導くという壮大な事業をなしとげた。岐路に立って先人達は、その他多くの革新的な都市づくりに挑戦しつづけたのである。 美しい水路を見るにつけ、明治の人々の偉大さにあらためて敬意の気持ちを抱くとともに、私達は今何かを問われているように感じた。

 ●      「バスルームはどこですか」
 永観堂をこえたあたりで友人のKさんが突然「もう我慢出来ない。何処かに便所がないか。」と言われた。私も同様であったので、急いで探した。なかなか公衆便所が見つからない。次第に二人とも必死になって人に聞くなりして探したが、それでも見つからない。その頃には若王子神社あたりまでさしかかっていた。そのとき近くに年配の外国人が、大変に困った面持ちでおられるのに気がついた。それでつい「何かお困りですか」と聞いてみた。 すると「バスルームは何処ですか」とつらそうな表情でおっしゃった。なんと仲間であった。意を決して神社の宮司さんにお願いした。神社の便所をお借りすることが出来た。我慢して外国の方を優先した。これも国際交流か。ともかくその外国の方は大層喜ばれ、いろいろと話が弾んだ。そのうち同い年のアメリカ人とわかり、ついには記念撮影とあいなった。さらに社務所の女性も加わり楽しいひと時が持てた。その女性からは国際親善になったと大変感謝された。私も退職後始めた英会話が拙いながら役に立ったと率直にうれしく思った。そして楽しい思い出となった。  ・・・続く

●    日本人の美意識
 銀閣寺からの帰り道、こんな会話があった。「今日はこれまでにない素晴らしい紅葉を見ましたね。」 「ところで西洋人は、この紅葉を見て日本人と同じような美しさを感じておられるのでしょうか。」 大変面白い問いかけであった。私は、このようなテーマを研究するのが昔からたいへん好きである。読んだ本のなかからある著名な先生の説をご紹介したい。「ヨーロッパでも、春には梅や桜の花が咲き、秋には木々が色づく。そしてヨーロッパ人にとっても、やはりそれは美しいものであることに変わりはない。しかし、それはあくまでも、花そのものが美しく、山の黄色が(ヨーロッパの木は紅葉せずに、黄色になる)美しいのであって、日本人のように梅の花に春を感じ紅葉に秋を感じているのではない。」 「西洋の四季が寒気と暑気、陰鬱と陽光との両極間を振動する、いわば物理的な量的変化によって連続的に推移するのに対して、日本の四季は、梅の蕾がほころび、若草が萌え立ち、鶯が鳴くことによって、蛍がとび、入道雲が起こり、蝉がやかましいことによって、雁が渡り、虫が鳴き、紅葉が散ることによって、雪が降り、月が冷たく、鴨が水を渡ることによって、具体的に春夏秋冬なのであって、そこには突然の断絶があり、非連続の質的変化がある。また、日本人の心の中には、この断続的変化そのものを「あわれ」と感じ取る傾向が強い。ことに、春から夏へ、秋から冬への変化は、ことさらに人の心に訴えるものがあったに違いない。「飛花落葉」という言葉で自然の変化、遷移が言い表され、それとの類推で世間と人生の無常が思われた。」
 このような見方は、日本人にとって非常によく理解されやすい。皆さんのご意見もほぼそういったところであった。所謂「風土論」は、一つの大きな見方として、私が最も大切にしているものである。

●        おわりに
 あまりにも美しい寺々の紅葉の中にいると、いつもと違った美しさ、どう言えばよいか、ときには艶やかさを感じるぐらいで、それはこれまでかって見たことのない美しい風景であった。                                          ←戻る 
                               大阪 三雄

No.4

No.5

No.6

No.7

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No.8

大津湖岸なぎさ公園: 大津市の琵琶湖岸に沿う全長約5kmの公園。湖に面した開放的な空間に各種施設が点在する。

おいしい焼きおにぎりのできあがり

みんなのアイドル

楽しかった一日、全員で記念撮影

  琵琶湖畔の「なぎさ公園」に遊ぶ

11月3日、朝からいいお天気。
琵琶湖畔のなぎさ公園でバーベキュー。

0歳(4ヶ月)から83歳まで総勢12人の佐治ファミリーが集まりました。

広い芝生でバトミントン、フリスビーをしたり、琵琶湖を眺めながらバーベキューなど。じいじ(主人)の作った焼きおにぎりは孫たちの大好物です。

とっても楽しい1日でした。
                  佐治 栄子

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大伴家持ゆかりの高岡市万葉歴史館

勝興寺(大伴家持ゆかりの越中国分寺跡)

      北陸を旅して・・・富山県 氷見市・高岡市

 先日、以前夫の赴任地であった富山で会があり参加しました。今回は氷見市で行われましたので、会が終わった翌日知人が、氷見市の隣の高岡市内をドライブで案内してくださいました。氷見は漁港として、高岡は銅器の町として昔から有名な町ですが、この辺りは、天平18年(746年)に大伴家持が、国主として5年間滞在した場所としても知られています。

 最近高岡市は万葉の町として観光に力を入れているようで、6つの観光ボランティアグループが活動しておられます。そのうちのひとつ、万葉集を勉強しておられるボランティアのグループの方が、最近できた万葉歴史館で家持について丁寧に説明してくださいました。

 大伴家は、奈良の都で栄華を極めますが、藤原氏が政治の実権を握り始め、擁護者であった聖武天皇がなくなるなかで力を弱め、苦悩に満ちた生涯をおくることになります。ところが詩情をかき立てる豊かな自然と、都になかった躍動するエネルギーを持った人々との暮らしの越中時代は、彼の生涯でもっとも精彩があったとされる時期となり、独創的な歌の境地を作りあげたそうです。以下はパンフレットに載っていた代表的な歌3首です。

 ・ 馬並て いざうちゆかな 澁谿の 清き磯廻に 寄する波見に
   馬を並べてさあ行きましょう、渋谿の崎の清らかな磯辺に寄せる波を見に。)
 ・ 玉くしげ 二上山に 鳴く鳥の 声恋しき 時は来にけり
   玉櫛笥の蓋ならぬ二上山にやって来て鳴く霍公鳥の声が恋しい季節がやってきたのだ。
 ・ 春の園 紅にほふ 桃の花 下照る道に 出立つ娘子
   春の園は紅の色に照り映えている。桃の花に染められてほのかに赤く色づいた道に、少女たちが佇んでいる。

 3月に交通事故に会い半年間不自由な日々を過ごしてきた私にはこの旅が持てたことが何よりの喜びでした。  ・・・ もっと詳しく      
                                     篠山 美智子
                                          

No.4-1

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      札幌市時計台
この時計台は、三角屋根の上に大時計を載せた特徴的な外観の建築物の上にあり、北海道庁赤レンガ庁舎と並び、札幌市の観光スポットです。

       旭川市旭山動物園
この動物園は、北海道旭川市にある日本最北の動物園です。動物の自然な生態が見られる行動展示を実施して、一躍有名になりました。 最近では北海道を代表する観光地としてすっかり定着し、日本国内だけではなく海外からも数多くの観光客が訪れています。

          セブンスターの木
道ばたに1本ぽつんと立つカシワの木です。ここが美瑛の丘にある木の中でもっとも有名です。

空飛ぶペンギン 
迫力の白熊
          ケンとメリーの木
美瑛町で一番有名なポプラの木です昭和48年頃に日産自動車のケンとメリーのスカイラインのCMに使用されました。
  北海道旅行・・・話題の「旭山動物園」へ

 北海道札幌、小樽、旭山に10月13〜15日に行ってきました。

 今回の旅行の一番のメインは、今話題の旭山動物園です。少し時期外れでしたが、多くの人の熱気で溢れていました。普通の動物園のイメージとは違い、子どもたちではなく中高年が一杯でした。

 ペンギンが空を飛び?白熊が私達に向ってジャンプ。動物たちを、身近に見ることができ、一味違った見せ方に感動の連続。人が多く、じっと止まってゆっくり見ることができないのが、チョット残念でした。


 ツアーではなく、スケジュールを組んでの旅で、色々なハプニングもありました。三日間ともレンターサイクリング、特に美瑛はほんの僅かの人しかおらず、思いっきり走って北海道、デッカイドーを十分感じることができました。結果は、満足・満足。

 小樽の倉庫群、札幌の時計台、北大のポプラ並木、夜の「すすきの」と
あっという間の三日間でした。もう一度、花咲く初夏に、是非訪れたい所です。  ・・・ もっと詳しく
                        三宅 公子   

No5-1

[平等院CG画像:奥村作]           奥村 幸子

今蘇った平等院

今から950年以上前に立てられた、世界遺産の平等院です。当時はこんな風に綺麗だったんでしょうね。

そこには、阿弥陀さまを信仰する綺麗な女房装束の女性や、烏帽子をつけた公家達が行き来して、雅な雰囲気だったんでしょうか? 歴史ある文化が息づく町に住んでいることが、とっても誇らしく思えます。

    三千院
かつて建礼門院が隠棲した山里、大原にある天台宗の門跡寺院の一つ
8世紀に起源を持つ。

三千院の庭園

三千院で買ったカレンダー

友達と三千院にて

       友と、少し早めの紅葉

 11月9日に東福寺、翌10日に大原の里、三千院、寂光院を旧友とともにたずねた。

 ふるさと和歌山で幼稚園から高校まで一緒に過ごした幼馴染3人である。彼女たちは和歌山と大阪からやってきた。お互い子供たちも成長し、家を空けやすくなったこともあり、数年前から紅葉の頃、嬉しいことに我が家を「民宿北」と称し訪ねてくれる。

 両日ともお天気に恵まれ、楽しいおしゃべり(和歌山弁)とともに、すばらしい庭園を見てまわった。木々の色づきは始まったばかりだったので、人出も少なく動きやすかった。三千院へ向かう途中、おだんごやぬれおかきを買いながら、田舎道を食べ歩きした。

 会って二日目になると、マシンガントークはおさまり、うん十年前にタイムスリップである。また このごろ年を重ねるごとに思う。日本の庭園のすばらしさ、奥の深さ。またそれらを維持し、支えている人々の働きに感謝である。

 帰り道、三千院でお土産をひとつ買った。毛筆で日本の古い格言が書かれているカレンダーだ。その中に、私でもすぐ分かる言葉を見つける。  「朋友は無限の財宝なり」

 別れ際、「次回は温泉もいいね」という話で盛り上がる。来年、また旧友らと会う日が楽しみである。
                           北 充代