講演会 「地域貢献を考える」 に出席して

                                            
6月23日 森本 町子さんよ

6月17日、宇治建設業協会主催による『地域貢献』を考える第一回公開講座が開催されました。

講師には、ヒゲで有名な陸上自衛隊第7普通科連隊長兼福知山駐屯指令1等陸佐の佐藤正久氏を迎え、熱く語っていただきました。佐藤氏は2004年に、第1次イラク復興業務の支援隊長としてサマワで陣頭指揮をとられました。

佐藤氏は、「危険と隣り合わせの中で一番大切なことは、“郷に入れば郷に従え”という気持ちであり、決して上からものを見るのではなく、現地住民と同じ高さにたって考えるということ、心と心のつながりが信頼関係を作る。」と語られました。

自衛隊が支援活動を行ったのは、主に給水・医療・公共施設の3分野でした。給水にあたっては、きれいな水の確保が大変だったそうです。給水車を購入し、給水にあたっては、現地のやり方を尊重し、地元の水道局がやっている給水システムに便乗されました。医療支援では、イラクの医師、看護師に医療技術を指導し、医療資材や医薬品を援助されました。また公共施設の修復には、地元の民間業者を募集し、費用の見積もり、設計や施工の指導、監督をされました。あくまでもイラク側のやり方を重んじることを大切にされたそうです。

また自衛隊が治安維持ではなく、復興支援に来たということを理解してもらうために、テレビや新聞などメディアを使って、自衛隊の支援活動を伝えてもらったり、地元の有力者、宗教指導者などと何回も話し合ったりしたそうです。最後に佐藤氏は、「日本人の心はイラク人に通じたと思う。それは日本の歴史や文化、自然を崇拝する心が基盤にあり、また民間事業においても、基礎を築いてくださった現在の団塊の世代以上の年代の先輩方の努力のおかげである。」と話されました。そしてサマワでの活動の模様を、スライドを使って見せていただきました。

また他にも、新潟大地震のときの山古志村での自衛隊の救済活動の様子や、地元福知山での活動をスライドで見せていただきました。私達、地域で国際交流活動をしているものにとって、本当の地域貢献とは何か、を考える非常に貴重なお話を聞くことができました。人間同士の心と心の結びつきは、国境を越えて伝わるものだとあらためて実感しました。イラクからの自衛隊撤退が始まった今、本当の意味でのイラクの復興が始まる事と思います。これからのイラクの平和を祈るばかりです。宇治国際交流クラブからは、11名が参加していただきました。

    


No.3



   防衛庁HPより
             「イラクって今、どうなってるの?」 イラク人道復興支援活動特集
                   写真によるイラク人道復興支援活動レポート



         

         

         

         


ご参考までに・・・当日の講演会で下の写真に近いものが多く紹介されました。(HP管理者)