お便り 6月


                     英会話

                                             6月23日 英会話教室 OIさんより

英会話にはまりこむ

 定年退職後、法律の勉強を通して、小さくても社会の役に立ちたいと願うようになりました。そのためには社会に通用する資格が必要です。最初、司法書士と考えましたが、昔、法律を学んだとはいえ、現実問題として短期合格は不可能です。そこで司法書士と受験科目の重複があり、かつ合格可能な資格として「宅建主任者」試験に挑戦し、合格しました。そこで次のステップとして、難関ではありますが、「行政書士」試験に挑戦し、これも合格することができました。

 法律の勉強のさなかにも、私は常にインターナショナルランゲージとしての英語を話せるようになりたい、との強い願望がありました。なぜなら今日、法律の世界、たとえば行政書士の仕事をとっても、外国人雇用が時代の流れであり、今や国際感覚をなくしては、あらゆる分野が語れません。そのうえ、身近な地域社会や日常生活(海外旅行など)においてさえ、英語が話せることは便利であるだけでなく、現代人として格好がよく、流行の先端を行くとの思いがあったからです。

 そんな、あれやこれやで私は宇治市の主催する英会話教室に参加しました。

 教室は週1日、初級3ヶ月、中級3ヶ月の6ヶ月コースです。当初、初級クラスのはずが、生徒20人のうち約半数は、日常会話がかなりこなせる人たちでした。私は最年長のうえ、多分一番へたくそだったでしょう。そしてそのことが逆に私に火をつけました。私はコースの終了時には「一番うまくなってやろう」と密かに心に決めたのです。幸運なことに、私はカナダ人の講師、ダン・カーチス氏となぜか意気投合し、友人となりました。あるとき、彼がひどい流感にかかり、苦しんでいたとき、幾度か家内の手作りの弁当を、彼のアパートに届けました。

いたく感動した彼は、後日、父親と我が家にお礼に来てくれました。そんなことがあって、一緒に食事をしたり、京都の名所、名刹を案内しているうちに、私の日本人にありがちな、外国人コンプレックスはなくなり、逆に外国人がいたら近づいていって「声をかける」ようになりました。そして、縁があって入会した「宇治国際交流クラブ」を通して、様々な外国の方と、様々な交流を楽しむようになったのです。

 そんなことで、少しずつ力がつき、面白くなっていく過程で、私は順次、文部科学省認定「英語検定」4級、3級、準2級、そして2級とチャレンジし、合格することができました。61歳にしてゼロから始め、わずか3年であります。


私の取り入れている英会話学習方法

 興味ある方もおられるかもしれませんので、学習方法を簡単に紹介しましょう。大別して次の5つです。

1.極力毎朝1時間、英文法(高校程度のもの)を学習する。

2.ヒアリング、スピーキングは、散歩(近くの公園で人の少ないとき)、水泳の休憩時(夏は水泳を日課としているため)、電車、車、すなわち、空き時間に気に入りの物語や話題をミュジック感覚で繰り返し聞くと同時に、シャドーイング(影のように話される英語を聞きながら、少し遅れて口に出してついていく方法)をしています。

3.英語ラジオ・テレビニュース、映画(字幕なし)を極力見聞きします。最初は全く分からなくても少しずつ分かるようになるから不思議です。

4.英会話教室。私の場合週2講座(月、火)、アメリカ人とオーストラリア人教師の下で勉強します。

5.宇治国際交流クラブの外国人との交流、観光、遊び、スポーツ、料理教室などを通して。そして一番心掛けていることは楽しんで学ぶこと、すなわち興味のあることだけをやるということです。

 こんなことをいうと私の英語は「ペラペラ」のようですが、とてもそんな段階ではなく、ビギナーそのもので、やっと簡単な会話についていけるようになったに過ぎません。ただ、最近になって会話が面白くなってきました。


「アイ ハブ ア ドリーム!」

 面白くなってくると同時に、私は「夢」を持つようになり、さらにその「夢」が次第に大きく膨らんできました。その夢とは、「多くの外国の人々と世界平和と日本国平和憲法について、兄弟愛のテーブルで、英語で共に語り合いたい。」という夢であります。

 そして夢を胸に秘めて、昨年6月ロンドンに、また今年4月にニューヨークに旅行する機会を持ちました。ロンドンの「パブ・ビクトリア」では常連客たちと、ニューヨークの国連本部でスタッフの方々と、片言とはいえ、テロ事件や世界情勢、さらに世界平和への願い、我が愛する日本国平和主義憲法について、英語で語り合うことができました。そして、そうした事が世界平和と異国間友情に、小さいとはいえ繋がるのだという、私なりの確信を持つに至りました。

 大袈裟かも知れませんが、今私は宇治国際交流クラブの一員として、英会話学習を興味津津と楽しみながら、世界平和を希求して暮らしています。そして多分そのことが、私の若さを保つ秘訣であると同時に、ビジネス社会卒業後の自分の誇りにもなっていると思うのです。

 以上私の体験談をお話しました。やや力が入り過ぎましたが、ご参考になれば幸甚であります。

平素情熱をこめて英会話に取り組んでいるOIさん(匿名ご希望)から、これまでの英会話に対する取り組み方や国際交流に対する思い、に関するお便りをいただきました。これらのご経験が、今後の我々のクラブ活動に生かせればと思います。     …クラブ広報

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