毛沢東さんもびっくり・上海

                                                     3月1日  酒見ヒロ子さんより
 
 「かばん、かばん」の若い女性の声に「あれ、中国に知り合いあったけ・・・」と振り向くとルィビトンやグッチ等のブランドのサンプル写真が目の前にあった。いわゆるコピー商品の売込みである。さすが中国、上海上陸間なしの出会いだ。

 12月単身赴任の婿殿の案内で、娘、孫と共に今が旬の上海見物に出かけました。最初に訪れたのが、最も興味のあった中国のスーパーマケット。食品、衣料、家電製品、宝石、想像以上に何でもある。日本のスーパーと全く変わりがない。 「あれ!ここは社会主義? 民主主義?」 と錯覚を起こしそうになるくらい活気がある。

 物価はやはり安い。しかし平均月収2〜3万で暮らす上海市民にとって、日常の生活に関する物が30%から50%日本より安いとはいえ、厳しいのではと思う。後でこのスーパーは、ハイサラリークラスが利用すると聞き、納得。輸入品はダントツ。日本の青森りんごが800円には、目が飛びでた、萎びたものでも300円。隣に中国のりんごが片寄せあって、並べられ50円前後の値段が印象的だった。家電製品も同様、電気炊飯器は、自国の物は1000円だが、made in Japanは10000円以上はする。

 想定外は外車の多い事、ベンツやBMWの高級車がいやに目につく。タクシーは政府の意向か車種は全てフォルックスワーゲン。上海が車社会と言われるようになってまだ2年余り、殆どのドライバーは素人同然のかけだしで、ルールや交通モラルが希薄の為か危険極まりない。事故にあっても泣き寝入りだそうです。一に車、二に人間・・・の道理が、堂々と罷り通っているのが今の上海の交通事情らしい。

 街には高層ビルが雨後の筍の如く乱立し、いたる所が工事現場である。現在は88階が最高ビルだが、その近くには世界一をめざし、108階のビルが建設中。聞くところオーナは、六本木ヒルズで有名な日本の会社との事で、日本の進出のめざましさにも目を剥く。

 テレビチャンネルは50以上、ホテルではNHKがリアルタイムで見られるのがありがたい。面白い事に中国のドラマやニュースには、かならず中国語の字幕が入る。どうも地方では、標準語の北京語が通じないらしい。

 公道の陸橋には、老人や障害者へ心遣いか、エスカレーターが設置。日本の未来の姿だ反面、路地には万国旗ヨロシクと洗濯物が色とりどり。これまた日本のひと昔の姿。過去、現代、未来全ての時代の縮図が上海にあった。百聞は一見にしかず、どうぞ上海へお出かけあれ、面白いですよ。この2月にホテルの快適さと街の魅力にひかれ、再度訪れました。


    

       
     1920年頃、租界時代に列強各国のスティタスシンボル       ここ十数年で急速に開発された浦東エリア。
       として建てられた建築物が現存するエリア。                  それまでは野っ原。

       
         庶民の夢の夢。億ションも少なくないらしい。                外灘(旧租界エリア)。
                                       街の一角でジャズ演奏をサービス。

       
        上海でとびっきりトレンディなスポット、新天地。    上海最大の観光スポット【豫園】。明時代(16世紀)豪族
                                        の別荘として建てられた。いつも観光客で賑わっている。


       
     上海の中心を流れ、長江へ流れ込む黄浦江の観光船。       船上で大規模なテレビ画像のコマーシャル。

       
             いたるところで洗濯物が歓迎。                   中国の一般的集合住宅


お便り 3月